アフリカ現代美術コレクションのすべて | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
1995年の「インサイド・ストーリー:同時代のアフリカ美術」展開催を機に収蔵した、西アフリカ、中部アフリカの現代作家たちのユニークな作品をご紹介します。*コーナー展示:追悼――保田春彦2018年1月に逝去した彫刻家・保田春彦(1930-2018)の作品を展示します。1960年前後に相次いで独立して以来、さまざまな困難に直面しながらも、近年はめざましい経済発展を遂げているアフリカ諸国。美術に目を向けると、複雑で多様な歴史的・文化的背景をそれぞれにおりこみながら、精力的に作品を制作するアフリカ出身のアーティストが数多く登場しています。彼らの作品は1990年頃から欧米で注目され、2000年代以降はわが国でも急速に関心が高まっています。当館では早くからアフリカに注目してきました。1989年にガーナ出身のサカ・アクエの小さな個展を、また1995年には西および中部アフリカ出身の作家たちに注目する「インサイド・ストーリー:同時代のアフリカ美術」展を開催し、それまでアフリカ美術の紹介といえば伝統的な仮面や神像、あるいは素朴な民衆絵画が中心だったわが国の動向に、一石を投じました。本展では、これらの展覧会をきっかけに収蔵した9作家の作品を一堂に展観します。■出品作家(姓のアルファベット順)サカ・アクエ(1923-2007)/アナパ(1962-)/エル・アナツイ(1944-)/ムスタファ・ディメ(1952-1998)/ソカリ・ダグラス・キャンプ(1958-)/アブラデ・グローヴァー(1934-)/アブドゥライ・コナテ(1953-)/イッサ・サンブ(1945-2017)/パスカル・マルチーヌ・タユ(1967-)
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